坂田信夫商店とは?

株式会社坂田信夫商店(以下、坂田信夫商店)は、生姜を中心に栽培、加工、販売を一貫して行う6次産業(※1)の会社です。
おもに「黄金しょうが」(※2)を栽培し、生の生姜販売と「生姜ペースト」や「がり」、「紅生姜」などに加工して出荷しています。他にも「にんにく」や「ゆず」の加工も手掛けています。

最近は、消費者に対して生姜の新しい食べ方をSNSやスーパーマーケットの店頭などで提案する取り組みも実施しています。

(※1)6次産業:1次産業の生産×2次産業の加工・製造×3次産業の流通・販売等の事業との総合的かつ一体的な推進を図り、地域資源を活用した新たな付加価値を生み出す取り組み。
(※2)黄金しょうが:一般的な生姜は中身が白いのに対して、「黄金しょうが」は中身が黄色いのが特徴。色だけではなく香りや辛味成分が強いのも特徴で、生姜本来の味を楽しむことができる。

 

生姜を国際市場へ!前向きに挑戦し続ける会社

生姜づくりの会社としては全国的に大手の「坂田信夫商店」!

執行役員製造本部本部長 山田信行さまへのインタビュー

山田さまは、坂田信夫商店の執行役員製造本部本部長で、6年前(2018年)に入社されました。

関西圏でスーパーマーケットの現場にいた経験から、消費者の気持ちを製造の人に伝えることが使命だと思ったそうです。
現在は栽培、製造、販売の全ての段階に関わる製造本部の責任者を担当されています。

坂田信夫商店は、生姜づくりの会社としては全国的に大手の会社です。

「実際にスーパーマーケットなどに並んでいる商品には自社製品が多く、日々の生活の中で社会に貢献している事が感じられるため、自分たちの製品に誇りを持って仕事に取り組める会社」だとおっしゃっていました。
まだまだ職人気質の従業員が多い企業風土の中、従業員ファーストの方針を掲げ、労働環境や教育体制の充実にも取り組み、属人化を防ぐための組織的な育成にも力を入れている状況とのことです。

 

 

生姜の国際市場や研究開発への発展!

日本国内では、年々生の生姜の需要が低下しているため、生姜の加工製品に力を入れています。
そのほかにも、将来を見据えた上で国際市場への展開や、加工品だけではなく生姜の効能を活かした製品の研究開発など、新しい食べ方について検討・提案をしていくとのことです。

 

 

坂田信夫商店の求める人材とは?

坂田信夫商店はコミュニケーションの円滑化を重要視しており、各部署同士のつながりや、情報共有の活発化を通して新しいチャレンジができる体制づくりを進めています。
今後、坂田信夫商店では「ビジョンを一緒に達成していこうとする、社是の「自考創心」を達成するような好奇心旺盛な方を求めている」とのことです。

 

山田さまのインタビューを通して

坂田信夫商店の将来について、真剣に話される姿が印象に残りました。

スーパーマーケットで働かれていた経験と、坂田信夫商店で栽培・製造・提供という上流工程でこれまでの経験やスキルを発揮しているエピソードを聞いて、坂田信夫商店が実際に既存の取り組みに囚われず、前向きに会社内の改革やチャレンジをしていることがお話の中から伝わってきました。

 

 

新入社員に聞きました!実際の働く環境は?

新入社員 藤田智大さまへのインタビュー

藤田さまは、高知工科大学を卒業し、2024年に坂田信夫商店へ入社されました。

「自分の生活に密接に関わる食品関係の会社に就職したい」と思い、高知県の中で生姜のシェアが1位であること、6次産業の幅広い業務に携われることに魅力に感じたそうです。

入社当初は、とにかくミスをしないように意識していたとのことです。しかし、働くうちにミスしてから自分がどう行動するのかが重要なことに気づいたそうです。

ミスをしたときはすぐに報告するよう意識されているとのことですが、「困っている場合にはすぐに確認しにきてくれる人間関係や職場環境」が坂田信夫商店の特徴と言います。

また、営業をされているため、直接お客様の声が届く事が多いとのことです。「お客様からフィードバックをいただいたり、認められたりしたときにやりがい感じる」とおっしゃっていました。

 

 

職場でのサポートとキャリアビジョン

坂田信夫商店には、資格取得時の費用を補助してくれる制度があります。加えて、会社内に同様の資格を保有している方が多くいるので、資格所得にあたって勉強の支援や相談に乗ってもらいやすい環境があるとのことです。

他にも、高知県内の遠方や県外からの就職の場合でも家賃を補助する制度があるため、安心して働くことができる環境が整っていると言います。

藤田さまは、「専門知識を持つ同僚をサポートできるよう、食品衛生や食品表示の資格を取得することで、他の営業とは異なる強みを持って商談に臨みたい」と今後について語ります。現在はその準備段階であり、「自考創心」の精神で挑戦しようとしています。

 

 

成長のために学生時代はさまざまな経験をしてほしい!

学生のうちに楽しいことも厳しいことも、さまざまな経験をしてほしいと思います。

仕事は順調に進むこともあれば、うまくいかないこともあります。だからこそ、学生時代にそういった経験を知っておくことが、成長につながると考えています。
楽しいことや困難な経験を通じて、ぜひ自分自身を成長させてほしいです。

 

相談しやすい環境だからいい生姜づくりにつながる

営業のお仕事をされる中で、お客様と直接やりとりし、つながることに楽しさややりがいを感じているとお話をされている点が印象に残りました。

お客様とのつながりだけでなく、会社内の人間関係においても相談しやすい環境を作ることを目指されている坂田信夫商店であるからこそ、自分自身の成長を感じることのできる職場となっているのではないかと思いました。

 

 

代表取締役 水田晶容さまからのメッセージ

当社は「グッドライフカンパニー」というスローガンを掲げ、「人間尊重」、「家族愛」、「社会貢献」、「終わりなきチャレンジ」の4つの副題に取り組むために、従業員が自分で想像し、積極的に行動できる環境づくりに取り組み改革と変革を推進していきたいと考えています。

結果として、従業員とその家族が良い人生をおくることができるよう6次産業を実践している会社として支援していきます。

 

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