福留開発とは?

福留開発株式会社(以下、福留開発)は、主に土木工事を手掛ける地域密着型の企業です。
道路や橋、上下水道などのインフラ設備の工事に携わり、公共事業を通じて地域の安全と安心を守っています。

近年は、南海トラフ地震を見据えた防災対策や、河川の堤防強化など、災害対策に力を入れています。また、ドローンによる3D測量やICTを活用した工事の効率化を積極的に進めています。

 

確かな技術と実力で地域を支え、現場の未来を切り開く「福留開発」

代表取締役 大場将史さまのプロフィール

福留開発は大場さまのおじいさまが創業した会社で、現在4代目の社長として活躍されています。

ご実家が建設会社ということもあり、大学卒業後は高知県外の大手建設会社へ入社されました。
入社から6年後の2011年に発生した東日本大震災は、赴任先であった福島県で被災されました。その経験から高知県の防災対策に貢献したいと考え、福留開発に入社されたとのことです。

現在は、社員を率いて津波対策工事などの防災工事を含めた道路、橋、上下水道といった社会資本整備(※)に関わる工事を推進しています。
また、ドローンやレーザースキャナといった最新技術を用いて現場でICT活用や3D化を推進しており、常に工事を効率的に進めることができる環境を整えています

※社会資本整備:国や地方公共団体が公共事業によって、道路・上下水道・公共施設など産業や生活の基盤となる社会資本を整備すること。

 

 

社長(旗振り役)としてのリーダーシップ

大場さまは、リーダーとして情報収集に積極的に取り組み、会社全体に最新技術を導入しています。例えば、ドローン技術は平成28年と県内では非常に早い時期から導入を進めてきました。

最新技術の導入は社員さまそれぞれの自己研鑽のみならず、これまで築き上げてきた全国各地で活躍する建設会社の若きリーダー達との人脈を活かして、情報交換を行いながら進めています。

しかし、最新技術の導入は簡単ではなく、これまでの仕事の進め方を大幅に変更する必要があります。そのため、ベテラン社員さまに対しては強制ではなく、導入の意義や必要性について話しながら、社内で自然にICTに触れられる機会を提供しています。

実際に、多くの社員さまが「自主的に新技術を習得するように変化した」とおっしゃっていました。

 

 

デジタルとアナログの融合で揺るがない実力を

大場さまは、デジタルの知識と経験の融合を目指しておられます。

デジタル技術は便利ですが、機械への入力を一つ間違えると間違った答えが出てしまいます。機械が出した間違った答えを「おかしい」と判断することのできる経験は現場でしか得られないため、従来の工事の仕方も丁寧に学ぶことを推奨しています。

新入社員さまには、まずは土木工事の原理原則の理解、その次にデジタル技術の活用というように段階を分けながら指導されています。

有事の際にも対応できるような、揺るがない実力を持つ人材育成を目指しています。

 

 

福留開発の求める学生とは?

福留開発が求める人材は、探究心があり能動的に動ける人です。

福留開発では、最新技術が惜しみなく提供される環境が整っています。基礎的な情報から最新の情報まで、幅広く興味を持ち常に新しいことを学ぶ意思がある方が求められています。

 

 

大場さまのインタビューを通して

大場さまの強い探究心が、福留開発とその社員さまの成長を牽引していると感じました。特に、ドローン技術の導入を決断して自ら情報を集め学び続ける姿勢が印象に残っています。

一方で、無理に技術導入にこだわるのではなく、社員さまの成長を第一に考えて新しい知識や技術を導入しています。

学び続けられる環境を提供する大場さまだからこそ、福留開発は地域を守り、人々を豊かにできる企業として成長し続けているのだと感じました。

 

 

現場監督を目指す新入社員にお話を伺いました!

新入社員 池澤礼人さまのプロフィール

池澤さまは2023年4月に福留開発へ入社し、2年目(2024年現在)を迎えます。
「地図に残る仕事がしたい」という思いから、学校の先生の勧めもあり福留開発への入社を決めたそうです。

現在は、工事現場や建築物の3次元データの作成や作業日記の作成、現場写真の撮影や写真データの整理などを行っています。

将来、現場監督になることを目標に、新しいことに積極的にチャレンジし、責任を持って仕事に取り組んでいます。

 

 

現場監督になるためのサポートと学び方

池澤さまは、建築や土木業界に関する一定の知識を持っていましたが、工事現場で働いた経験はなく、入社当初は何もかもが手探りの状態だったそうです。

専門的な用語などが理解できないときは、まず自分で調べ、それでも解決しない場合は上司に相談するようにしていたそうです。このようにして少しずつ基礎的な工事の進め方を学んでいったと語っています。

最近は、上司をお手本に、最新技術の活用方法についても関心を寄せ、さらに学びの機会を得ているそうです。

福留開発には、模範となる上司や気軽に相談できる同僚が身近にいます。池澤さまはその環境を最大限に活用して仕事に関する学びを深めています

 

 

モチベーションにつながる福利厚生

福留開発では週休2日制を取り入れており、基本的には土日が休みになります。
現在、池澤さまが受け持っている現場では祝日もお休みとのことです。仕事で得られる給料に対しても満足しており、毎回の給料日が楽しみで大きな不満はないそうです。

中型免許を取得したため、バイクを買って乗ることが目標だとおっしゃっていました。
また、上司同士でゴルフやツーリングに行った話を聞くことがあり、社員同士の仲の良さを実感しているそうです。

土木業界では、遠方で長期の工事が発生する場合もあります。福留開発では、遠隔地の手当と合わせて宿舎を準備しているため、遠方でも安心して働ける配慮を行っています。

社内の人間関係や制度が整っていることが池澤さまの仕事のモチベーションにつながっているようです。

 

 

女性も活躍できる福留開発

福留開発には、「ICT推進室」というドローンを使った測量やICT導入の促進に向けた業務を行う部署があります。
主に本社で現場のサポートを行っているため、土木業界の「男ばかり」というイメージとは異なり、女性が活躍しやすい部署です。

「ドローン測定などによって得られたデータの処理業務を素早く行っているため、現場は助かっている」と池澤さまはおっしゃっていました。

 

 

働く人次第で成長の可能性は無限大

福留開発は、大場さまを中心に土木工事に必要な知識・技術・経験を学ぶ環境が整っています。

だからこそ、池澤さまのように「メモを取る」「上司に聞く」「わからないことは自分で調べる」など探究心や積極性が求められると感じます。

探究心や積極性を持って学ぶことができれば、最新技術と工事現場で必要となる経験の両方を学ぶことができる職場です。
このような環境が、社会インフラの整備から地域を支える福留開発を作り上げていると感じました。

詳しくは福留開発さんのHPをチェックしてみてください!

 

学生レポート一覧